ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)


山岳部先住民族コミュニティにおける森林再生とアグロフォレストリ事業
(財)横浜国際交流協会助成


2005年3月報告
水源涵養林育成:5へクタールにフィリピンマホガニー4000本を植栽
傾斜地農法によるアグロフォレストリ:15ヘクタールにフィリピンマホガニーとバナナ、
           マンゴーなどの果樹苗4000本を植栽
技術研修とワークショップ:傾斜地農法の技術、先祖伝来の土地での経済的自立の理念と
           方法の研修(参加住民は各回30-40名)


2005年1月報告
5年後の実りと平穏な村に戻る日を待つカンダンの人々

フラミンジャが十分育つまでは等高線状に
刈残したコゴングラスが土留めの役割を果
たします。ピーナッツ、コーン、果樹苗、マホ
ガニー苗などが同じく等高線状に植えられま
す。
 傾斜地農法による各種苗木の植え付けがほぼ完了し
たとお伝えした事業地域カンダン村の報告です。住民
組織DACKOの役員の多くは、レイクセブでのセミナー
(P1参照)に参加して留守でしたが、PFPスタッフと住民
の案内で山腹の畑をめぐり、簡易水道の水源がある谷
にも下りてみました。涵養林の育成でこの貴重な水源
が枯れないようにしたいと、住民は事業の成功に向けて
の強い決意を語ってくれました。マンゴー苗の移植作業
中の畑があり、11月のアースガーデン(代々木公園)
で、苗木カンパに協力してくれた青年たちとの約束の苗
木2本の成長を、PFP経由で報告してもらうことにしまし
た。武装グループの姿を見かけるなど、このところカン
ダン村周辺の治安が悪化しています。苗木がすべて無
事に育ち、5年後に日本の青年たちを村の収穫作業に
招くためにも平和実現が希求されます。



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