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タシマン村の環境修復と持続可能な収入向上事業
 (3年継続事業1年目)
助成機関:三井物産環境基金

 * 事業期間: 2014年10月〜2015年9月
 * 事業総額: 1,342,880円(うち助成金1,064,000円)
 * 実施地域と面積、受益世帯数:
       サウスコタバト州レイクセブ町タシマン村シエテ地区
       保護区入会地10ha、生産区20世帯20ha
 * 主な成果物:
       (1) 各種苗木の植栽完了
        パラゴムノキ2,000本、コーヒー2,000本、バナナ1,500本
        原生種2,500本の植栽完了。
        (予定していたドリアン800本は、前年にレイクセブ町農業課によ
        る果樹苗の配布があり、事業での購入は見合わせた。)
      (2) 理念及び技術研修の実施
        生態系修復の必要性、方法(1日)
        傾斜地農法による持続可能な収入向上のための技術研修(3日)
 * 助成機関: 三井物産環境基金


事業の経過  <ビラーン通信2016年1月号より抜粋>


  事業モニターの心強い助っ人エンリコさん受益者総数20人
 中、少なくとも7人の畑を訪ねたいと、PFPに依頼しておいた
 ところ、シエテでは、先住民族学校/ILS教師、エンリコさん
 が、手書きの受益者リストを手に迎えてくれました。受益者
 にはILSの父母も多く、顔見知りのため、雨の中でしたが、
 効率よく、それぞれの畑を回ることができました。
  PFPのニックさん、サムソンさん、いずれも数多くのアグロ
 フォレストリーの経験があり、よい指導者ですが、やはり、
 事業地域をよく知る地元の教師等と一緒に歩く方が、進捗状
 況把握には有利です。
   このタシマン村シエテは、3月訪問時には、長引く乾季のさなかで、食べ物もないため、
 人心も荒れていて危険といわれた地区です。今回は軍の兵士の姿はなく、毎日のスコール
 で、コーンも根菜類もよく育っていました。そのため、よく伸びたコーン畑の中に、植えた
 ばかりのコーヒーやゴム苗木を確認するのは大変でした。事業が終了する9月末には、
 20世帯の各1haに、コ―ヒ―とゴム苗木が育ち、保護区内の10haには、ナラ、ナボル、ラワン
 などの在来種苗木3,000本の植栽が完了する予定です。
  

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