ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)


アバカ (Abacca)について


  フィリピンでは一時期、森林資源の大量伐採が続き、熱帯雨林を構成していた
  緑が急激に失われました。現在も違法伐採は続いています。そのため表土の
  流失が激しく、水資源にも影響があるため早急に緑化を進める必要があり、
  各地で植林が行なわれるようになりました。ミンダナオではイピルイピル(マメ科)
  などをまず植え、多様な原産木や果樹をとりまぜて、緑の定着を図っています。

  ティナラク織の原料であるアバカ(糸芭蕉)は山間部の植林地内の樹間に植える
  ことができ、苗を植え付けてから3年で収穫可能です。さらに一度植えたら日本の
  雑木林のクヌギやコナラの萌芽更新と同じように脇芽が出てくるので、安定して
  生育することなど、まさにサステナブル=持続可能な資源です。

  アバカは高さ3−4m、バショウ科の草本でバナナの仲間ですが、実は食用になり
  ません。繊維は軽く丈夫で水に浮くため、ロープの原料として使われています。
  また、和紙や紙幣の原料として日本に輸入されており、マニラ麻の別名があります。
  ティナラク織には、より細い糸が取れる赤い幹のアバカ、ギンダナオ(現地語)の
  繊維を使用します。



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