ミンダナオ島先住民族の村タラヒクにおける
パラゴムノキ森林農業推進事業 完了
* 事業期間: 2010年9月 〜 2011年8月
* 事業総額: 1,515千円(うち助成金は1,100千円)
* 受益者数: サウスコタバト州スララ町タラヒク・バランガイ、ラマダル村及び
ブラカン村 32人(28ヘクタール)
* 主な成果物: パラノキゴム苗木7,500本、原生種苗木 2,300本の植栽完了。
* 助成機関: 国土緑化推進機構 緑の募金
<ビラーン通信2011年10月号より>
早いものは人の背丈ほどに成長しました。(写真下・左)
住民は、6-7年後から始まるゴム樹液の採取、収入向上を夢見て、樹間でコーン、
ピーナッツ・根菜類を栽培する傍ら、苗木周りの草取りなどの手入れを続けます。
今回対象にならなかった住民も、その成果をみて、次年度以降の事業参加を希望しています。事業開始直後、タラヒク村で発足したパラゴムノキ森林農業組合は、苗木の育成にも取り組むことになり、種苗店から譲り受けた200本で芽出し・育苗を始めました。モロ民族とティボリ民族からなるタラヒク村で、同じ目標、希望に向けて確かな歩を進めた事業地域には「緑の募金事業」であることを示す看板が立てられました。(写真下・右)
|
|