モロの村の保健事業を支える自主財源創出事業
* 事業期間: 2012年4月 〜 2013年3月
* 事業総額: 370千円(うち助成金206千円)
* 受益者数: ミンダナオ南部ティナガカン村、バロンギス村及びトゥヤン村
ヘルス組合メンバー約100名及び近隣住民。
* 主な成果物: 3年目のティナガカンでは水牛の支援で、ヤシの葉収集の効率化を図り、
屋根材共同出荷事業による収益が向上した。同じく3年目を迎えた
バロンギスの耕耘機及びカート貸付による収益事業は、より馬力のある
エンジン支援で収入が増えた。新規支援のトゥヤンの組合ムーランでは、
バニグ編み製品の始業資金と店舗建設費支援で、ヘルス事業のための
自主財源ができた。
* 助成機関: NPO法人WE21ジャパンみどり
<ビラーン通信2012年10月号より抜粋>
9月19日、サランガニ州の一番西の端、パリンバン町バロンギス村の耕耘機貸出組合を訪問しました。バロンギスは約750世帯。半農半漁のイスラム教徒の村です。米以外の農産物は、ココナツ、トウモロコシ、コーヒー、果物(バナナ、マンゴー、ドリアン、ランブータン)を平地で耕作しています。ほとんどが自身の土地を耕作していますが、地主から土地を借りて耕作したり、農場に雇われたりすることもあるそうです。女性は山岳部に畑を作り、野菜を栽培しています。子どもの数は1夫婦平均6〜7人。この組合に加盟しているのは40世帯です。 組合員はミーティングに4回出席しないと自動的に除名となります。その厳しい規則が組合活動の継続を支えていると感じました。しかし、ただ厳しいだけでなく、組合員女性の数名はヘルスポストを支え、地域住民の健康を守る保健ボランティアの活動を楽しみながら行っています。女性の活動と男性の活動、それぞれのバランスが取れていました。(写真はメンテナンス担当の男性陣)
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