ゴムノキに未来を託す
ダグマ山系の村応援水道プロジェクト
助成機関: 公益信託今井記念海外協力基金
* 事業期間: 2013年4月 〜 2014年1月
* 事業総額: 1,513千円(うち助成金1,000千円)
* 受益者数: スルタンクダラト州バグンバヤン町バランガイ・カヌライ、シチオ、ラワンの
居住者 60世帯
* 主な事業内容と成果:
◎地域住民を対象に水道管理組合の組織化づくりを行い、毎月水道建設と管理維持の
ための住民集会開催。水道技術者シモラ氏による日常の管理、軽微な故障対応の
技術研修など実施した。
◎5月には水源の湧水周り整備と幹線パイプの仮工事が行われ、水源保護工事、
幹線支線パイプ敷設工事を経て10月には7箇所の共同水飲み場(各平均9世帯共同
使用)が完成した。
◎水道工事事業と並行して保健衛生講習、子供たちに歯ブラシを寄贈し歯磨き指導、
トイレ建設指導を行なった。
* 成果:
安全な水の確保と保健衛生研修により、事業完了時には、水不足に起因する
消化器系患者数は約80%減少(村のヘルスワーカーの調査に基づく)した。深刻だった
健康問題の改善により、当団体が2011-12年度に支援し、数年間の慎重な苗木
管理が不可欠のゴムノキ栽培、それを核とするアグロフォレストリーの成功に期待が
高まった。
* 主な協力団体:現地村役場(バランガイ議員、ヘルスワーカーほか)、現地NGO/PFP
* 助成機関: 公益信託今井記念海外協力基金
水源から約2km、幹線パイプの敷設が
済んだ5月下旬、ラワン村の中心部に
仮設水汲み場が設置された。早朝、
ポリタンクに水を満たす少年。
(5月下旬事業モニター時撮影)
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