ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)

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現地報告    ビラーン通信70号(2012.07.25)より抜粋


− 種まき、苗木移植 −
雨期を迎えて、忙しくなったアグロフォレストリー現場


1:<スプ村・フィタック村の高原野菜作り>

6月中旬、雨の中集まった18名が、高原野菜のモデル地区であるゴメロ村のウダン氏から、播種の細かいノウハウを学びました。無農薬・有機栽培理論の方は同村のロネル氏が担当しました。
 パイナップルプランテーションに土地を貸さない選択をした住民たちの試行錯誤はまだ始まったばかりです。
      (日本国際協力公益財団助成)



2:<移植を待つキナマンガン村のゴム苗木>

 今回の訪問時、キナマンガン村では育苗場を訪ねました。日陰ネットが外され、移植を待つ濃い緑色の苗木の中に、長時間のトラック搬送によるダメージから十分回復していない黄緑色が混じっていました。アグロフォレストリーで、必ず予算に含めるShading House(日陰小屋)経費。改めてこの「養生」が、苗木の枯死率を下げ、数年後の収穫にも影響する大切な過程であることを知りました。キナマンガンの受益者は15名。雨期の今、移植作業に精出していることと思います。
 (三井物産環境基金助成)  (報告・山崎)  

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