ビラーンの医療と自立を支える会(HANDS)

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現地報告    ビラーン通信73号(2013.4.25)より抜粋


吊り橋の補強工事完了
− キアミ校閉鎖とバンリ校開校 −


 4月中旬、6月の新学期開始を前に、2年前に建設の吊り橋の橋脚補強工事が終わりました。吊り橋建設と同じFY基金からの支援です。  昨年は、雨期でなくても濁流による橋脚付近の土手の侵食が進み、耐久性が懸念されました。この橋は、キアミの子どものキナム公立小への通学路です。
 5、6年生だけでなく、低学年でも橋のおかげで、キナムバランガイの中心にある公立小へ通う子どもが増えて、橋の役割はさらに増しました。
 金網に入れた大きな石を扇型に積み重ねた護岸工事は父母の協力で、約1カ月で終了しました。 15年ほど続いたCMIPのキアミ小の役割は終了しました。先生2名分の給与は、ナブル小のさらに奥地、バンリ村に開校する分校の教師給与に充当されます。

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 先週、CMIP事務局から、このキアミの教師だったチェリルの教師国家試験(LET)受験について、受験準備コース授業料などの支援要請が届きました。国立MSUを卒業後、3年間、子ども3人を育てながら、CMIPキアミ校で教えていました。閉校に当たり、公立小勤務必須条件であるLET挑戦を希望したものです。
 LETに合格すれば、キナム公立小の教師になって、また、キアミの子どもを教えることができます。チェリルの願いを元支援者Nさんに伝えたところ、快諾いただきました。9月のLETに向けて頑張ってほしいと思います。


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